2016年 10月 12日
レガシー
今日も今日とて。
ずっと好きだと言い続けてくれる人がいる。
その人に会って初めて、わたしは天才という種類の人間を目の当たりにした。
あれは最早、新しい人種。常識を軽々と超越していく。
まぁ、俗に言う、だめんずである。仕事はろくにせず、ほぼアル中で、子どももいて、離婚もして、女の人も沢山いて、なんかよくわからないけどいつももめている。でも、敵も多い分、男にも女にも異様にモテる。
なぜかというと、彼には神様が与えたとしか思えないような、天才的な音楽の才能があるから。
努力してコツコツやっているミュージシャンが「うーん、敵わないなぁ…」と呟くのを山のように見てきた。
その、ある意味ヤバイその人は、わたしのことが好きだと性懲りもなく言い続けている。もう5年以上。謎の根性である。
とてもうれしいが色々ご期待に添えないので「永遠のプラトニックラブ」という立ち位置に居させてもらっている。なんとなく。
そんな人と、今日は打ち合わせ兼デート。
瓶ビール、平目えんがわ刺、ねぎぬた、鯨ベーコン。センスがあるなぁ。
この人のことが好きで好きで、ストーカーみたいになっちゃう女の人が沢山いるけど、そういう気持ち痛いほどわかる、と改めて思った。自分はそう思わないけど、わかるのだ。
こういう人って、似た人がまずいないから固執してしまうのだろう。
女の人の扱いも上手くロマンチストだし、言葉の選び方が上手だから、ぐっとくるようなことも、面白いことも言える。
でも男の人たちにこの話をすると「なんであいつがそんなにモテるのかわからない!!!」とみんな何故か怒る。
それがまた可愛い。自分はそうなりたいわけじゃないけど、なんとなく嫉妬、みたいな気持ちになるときってあるよねぇ、と
それもなんとなくわかるから。
by suico210
| 2016-10-12 03:37
| 雑記